【高1ブロガーレビュー】英単語帳「Sparta」3冊全部やってみた結果 シス単・ターゲットとの違いは?

  • 2023年12月29日
  • 勉強
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  • 英単語「Sparta」がどんなものか気になる
  • どれぐらい効果があるのか、網羅しているのか知りたい
  • 高校生の生の声を聞きたい
  • シス単やターゲットとの違いを知りたい

 

英単語帳「Sparta」やり切りました!

皆さんこんにちは。高校1年生ブロガーのかえるです。

2023年春発売の、出来立てほやほやの単語帳「Sparta」。

作られたのは、スタディサプリの超有名講師、関正生さんです。

中学の頃、関さんの「世界一わかりやすい中学英単語 難関高校対策編」が最高に覚えやすかったので、Spartaを見つけた瞬間に、これは行けるかも!と思い3冊購入しました。

そして、この冬、Spartaシリーズ3冊を覚えきったので、Spartaについて私自身の実体験から紹介していきます!

また私は、塾でターゲット1400、学校でシステム英単語をやらされているので、(あまり効率的ではありませんが)単語帳を3冊進めています。

その経験から、単語帳の難易度や特徴の比較もしていきます!

 

Spartaとは?

「1か月で1000単語覚える」ために作られた、今までのものとは全く違う単語帳です。

3冊構成

大学入試用の英単語帳で、一冊1000語が3冊シリーズとなっています。

  • stanadard level:基礎的なレベルだが、最近よく出る日常的な単語などもカバー
    Ex)theory,overseas,opposite,confortable,diet
  • advanced level:基本単語+少し難しい単語 バランスの良い難易度
    Ex)monitor,assignment,ban,nurture
  • mastery level:早慶や旧帝大といった難関大用。世間一般には英検やTOEICの単語帳がいいと言われるが、受験に必要な単語だけに絞ってあるので効率的。
    Ex)technically,solicit,burdensome,correlation

stanadard level

中学英単語とも一部被っている必修の単語がそろっています。それに加えて、plug(電源に差し込む)という現代的な単語が載っていたり、selectionに「品揃え」という意味が載っていたりと、最新の入試で活躍する単語がたくさんあります。

難易度で言うと、target1400の最初の1000語、シス単のFundamental Stageぐらいです。

advanced level

ザ・共通テスト!みたいな単語たちが多く見受けられます。ここまでの2冊を完璧にすれば、とりあえず高1のうちは模試等で困ることはほぼありません。

この単語帳のcyberbullying(ネット上でのいじめ)が共テの模試で出たときはびっくりしました。

他の単語帳にはない、役立つ単語がたくさんあります。

mastery level

結構難しいです。単語帳を開けると、これ、ほんまに覚えられる?と最初は心配になりました。

放棄する、転換・改宗、など日本語でも難しく感じます。

でも、後述する1か月1000単語メソッドで、ほぼ完璧に覚えきることができました!

この単語帳を覚えてからは、英語のTwitterが読めたり、スマホやパソコンを英語設定にしても不自由ないほど、語彙力が上がりました!

一部ターゲット1900やシス単の最後の方と被りますが、全体的にはそれよりも難しいと思います。

 

最強の「1か月1000単語メソッド」

この単語帳、他のものとは全然コンセプトが異なります。

結論から言うと、1か月で1000単語(=1冊)終わらせて、さっさと単語から解放されようという目的で作られています。

1か月1000単語メソッドとは、こういうやり方です。

  • 1日200単語(所要時間2時間)覚える
  • 5日で1000語一周する
  • 1か月で全単語を6周して覚えきる

なかなかSpartanな方法ですが、本当に1か月で覚えきれます。

メリット

この方法のメリットはなんといっても、短期間で単語が確実に覚えきれることです。

筆者がおっしゃっていますが、例えば1日30語ずつやって、34日後に1000語終えたとして、一体最初の単語は何語覚えた?ということです。

確かに一周しただけで単語帳を覚えきるのは至難の業です(これは私が塾でターゲット熟語編を覚えたときに痛感しました)

いつまでたっても覚えられないなら、いっそ1か月本気でやってしまおうという考え方です。

正直これが革命的で、この方法を用いて1年生の12月までに、英単語3000、英熟語1000、古文単語600を覚えることができました。

デメリット

毎日続けるやる気、も確かに必要ですが、やる気があったとしてもなかなか実行に移すのが難しいです。

高校生は平日忙しいですし、定期テストもやってきます。

最初の4周はどう頑張っても一日2時間かかるので、なかなか時間を取ることが難しいかもしれません。

通学に片道1時間かかる方はかえってやりやすいと思いますが、普通の高校生が平日に2時間単語に取り続けるのは結構大変です。

そのため私は、高校入学前、夏休み、冬休みを活用して3冊やり切りました。長期休暇を利用すれば、そこまで大変ではありません!

 

単語帳の特殊な特徴

でも、1日200語覚えられるわけがない…と思った方が多いと思います。

確かにターゲットやシス単でこの方法を実行しようとすると、結構大変です。

しかしSpartaは極限まで情報を絞ることで、覚えやすくしているという特徴があります。

Spartaだからこそ、1日200単語のハードルが下がります。

見出し語は基本1つ

単語の見出し語は、基本1つです。それも実用的なものが精選されていて、ほかの単語帳よりも、ずっといい日本語訳が載っています。

その一方で、ここぞという多義語の見出し語は複数載っています。

例えば「rate」は割合・比率・料金・評価する という訳が載っていて、覚えるときは覚える、メリハリが素晴らしい単語帳です。

派生語・例文はない

派生語や例文は基本ありません。

派生語に関しては、その単語を覚えるのに役立つとき、容易に意味が想像できるときに載っていますが、基本ノーマークでOKとのことです。

例文がないのは好き嫌い別れると思いますが、その分単語の文字が大きく、1ページ10語とキリがいいので、結構気に入っています。

例文に関しては、学校のテストの際に、シス単のミニマルフレーズを暗記して補っているので私自身には問題はないです。

筆者の声が聞こえる楽しい単語帳

普通の単語帳は、単語・索引、以上!みたいなのが多いですが、Spartaには、筆者の関さんからのこの単語帳への熱い思い、そして単語をめぐるエピソードが書かれています。

それを読んで息抜きしたりと、苦痛に感じることが多い暗記を楽しくしてくれる単語帳です。

そして何よりデザインがカッコいい!やる気が出ます。

付属品

付属品として赤シートがついていて、意味を隠して覚えられます。

またインターネットで無料音声をダウンロードできます。

そして本の巻末には+αとして、200語程度の単語が載っています。

これは1000語には入らないけれども、時々出る・簡単すぎるような単語を集めたものです。

長文問題集で、+αに載っている単語が出ることも意外にあったので、3冊終わった方はぜひそこも覚えてみてください。

 

Spartaの効果は?

Spartaをやったことで、塾や学校の単語テストがはるかに楽になりました。

そしてターゲットやシス単をやるときに、派生語や例文まで目を通す余裕ができています。

覚えた単語ですが、さすがにほったらかしでは忘れてしまうので、月1回見直す必要はあります。

見直しをしていないと、少しずつ単語が抜けていくので、月一チェックだけは怠らない方がいいと思います。

入試を終えた中3生、大学入試が近く時間がないが覚えていない高校生の方は、Spartaで一気に記憶してしまうことをお勧めします!

例文の暗記、フレーズの暗記はやはりシス単のミニマルフレーズが優秀なので、英作等で使えるようになりたい方はシス単をお勧めします。

ターゲットは、無料アプリ「ターゲットの友」があり、スマホで単語テストをしたり、音声を簡単に聞けたりできる特徴があります。

まとめると、

  • Sparta:とにかく早く覚えたい
  • ターゲット:例文・訳をバランスよく覚えたい アプリ「ターゲットの友」で覚えたい
  • シス単:ミニマルフレーズで例文ごと暗記したい

 

まとめ

今回は2023春発売の単語帳「Sparta」をレビューしました!

「1か月1000単語メソッド」のおかげで、高速で語彙を増やすことができ、長文演習に速く入ることができます。

そして最新情報が反映されているので、最近の共通テストや模試との相性も最高です!

ぜひ1度、1冊試してみてください!

   
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