この記事で紹介すること
- 中学生でもITパスポートには合格できるの?
- おすすめの参考書は?
- 勉強時間は何時間必要?
ITパスポートに挑戦しました
こんにちは。中学3年生のかえるといいます。私のブログを訪れていただきありがとうございます。
私は、このブログを書き始めたことをきっかけにして、ITに興味を持ったので、将来の選択肢を広げたり、基礎知識をつけることを目的に、ITパスポートに挑みました。
そして先日(2023年春休み)、無事試験に一発合格できました!
そこで、この記事では、私がITパスポートを受験するまでの体験を紹介して、学生の皆さんに、ITパスポート受験の情報をシェアしたいと思います!
ITパスポートとは?
そもそも、ITパスポートとはどのような資格なのか、そして何の役に立つのか紹介していきます。
概要
- 経済産業省認定の国家資格
- ITに関わる基本的な知識が問われる資格(すべての社会人が身に着けておきたい内容)
- 受験者もとても多く、有名な資格
- 比較的(国家資格の中では)簡単
- 日本全国で毎週実施されている
- 年齢制限なし。学生も受験可能
ITパスポートは、その名の通りITに関わる国家資格で、ITの基礎知識が出題される資格です。
出題範囲はパソコンの仕組みから経営・マネジメントのことまで、浅く広く設定されています。
高校生の方は、「情報Ⅰ」の教科書がもっとボリューミーになったと考えると分かりやすいと思います。
出題形式は、4択問題。パソコンで選択肢の中から答えとなるものをクリックして回答する形式です。
合格点は600/1000点と、約6割が合えば合格できます。(配点は均一にはならないので一概には言えません)
合格率は約50%と、国家資格の中では高めです。
(中)学生が受けるメリットは?
今回挑戦して私が感じた(中)学生が受けるメリットとしては、大きく3つです。
①学校の授業・入試で役立つ!
ITパスポートの勉強をすると、ITの基礎知識が身につくので、中学校の技術科はもとより、高校の情報Ⅰが完璧にわかるようになります。
おそらく資格を取る実力が身につけば、大学共通テストの情報Ⅰはほぼ満点近くを取れると思います!
※共通テストはまだ実施されていないので何とも言えませんが、情報の教科書と、情報Ⅰ共通テスト模擬問題を見る限り、ほぼすべての内容をITパスポート勉強でカバーできそうです。
テストの内容がどうなるのかわからない中で(過去問分析もできない中で)範囲が完璧になった状態で、共通テストに挑めるのはかなり安心です。
②入試・就活で多少プラス
次のメリットとして、入試や就活でアドバンテージが取れることがあげられます。
ITパスポートを取得したということは、「ITの基礎情報は全部知っている」ことの証明になるので、大学の入試や、就職で加点があります。
大学入試に関しては、現在中堅レベルの203校が優遇することを発表しています。
加えて、入学してからも、学部によっては単位が無条件にもらえる大学があります。
就活のときにも多少有利になるらしく、毎年、たくさんの大学生がこの資格を受けています。
つまり、学生のうちに取っておけばいいことがいろいろあるということです!
③勉強した内容がふつうに役立つ
ITパスポートは、合格して資格を持つことだけでなく、学んだ内容自体の意味が大きい資格です。
Iパスの出題範囲は、「浅く広く」なので、この資格を取れば、企業でのITの「常識」をまとめて勉強することができます。
この資格に出てくる、セキュリティの話やインターネットの仕組みの話は、本当に知っておかなければならない内容ばかりです。
将来IT系に進む人もそうでない人も、すべての学生が学ぶべき内容だと思います!
まとめると、ITパスポートは、国家資格&絶対に知っておきたいITの基礎知識 の両方がGETできる、学生にとって素晴らし資格です!
中学生が合格するためには?
では具体的には、中学生が合格するにはどのように勉強すればよいのでしょうか。
ここからは、私の実体験も交えながら紹介していきます。
合格できる?
中学生の合格率は、公式の情報によると、3~4割となっています。
確かに、社会人の5割よりかは低いです。
しかし、この後にも紹介しますが、ITパスポートの内容は、中学生でも十分に理解できます。
しっかり勉強すれば、ITに疎くともほぼ確実に合格ができるので、合格率におじけず頑張りましょう!
勉強時間は?
他のサイトでも紹介されていますが、社会人の標準の勉強時間は、100~180時間になっています。
私の場合は、春休みに10日間、一日10時間で合計100時間勉強し、余裕をもって合格できました。
必要な時間のイメージは、中学の定期テストよりもちょっと多め。
長期休みで短期決着するもよし、数カ月かけてコツコツ取り組むもよしです。
ITについてあまり詳しくない方は、少し長めに勉強時間を確保することをおすすめします。
おすすめテキスト
今回試験勉強で役立った書籍を紹介します
- キタミ式イラストIT塾 ITパスポート
かわいいイラストと分かりやすい内容がGood!
まずはこれを楽しく完読して、ITパスポートの雰囲気をつかんでほしい - いちばんやさしい ITパスポート 絶対合格の教科書+出る順問題集
一番人気の参考書。
試験に必要な用語がほとんど載っているので、この参考書を完璧にすれば、合格点を超えられます! - かんたん合格ITパスポート過去問題集
過去問題集+新出題範囲(シラバス6.0)で追加された用語集がセットに!
今年(2023年)から追加された用語が載っていて、それが高校の情報Ⅰの教科書にもたくさん登場しているので、ぜひここまで覚えてほしい - 要点確認これだけ! ITパスポートポケット○×問題集
持ち歩けて使えるポケットサイズの問題集。
赤シートで隠せる用語クイズも載っているので、試験直前の確認に大活躍
この4冊を使うことで、無事当日8割の問題に正解できました!(合格は6割)
合格のために一番大切なこと
合格するには何が大切か。
それは「モチベーションを保つこと」です!
何よりもこれが重要です。
定期テストや入試と違って、周りの友達が受けるわけではないので、孤独な勉強にはなります。
その中で、どうやってモチベーションを保つのか。
今回私が採った方法をいくつか紹介します。
- 短期決戦でモチベが消える前に受験を終える
⇒春休みに気合を入れて、一気に勉強しました - 勉強を始めた時に、試験を予約する
⇒1万円弱の受験料を払って予約すると、もう気持ち的に後には引けなくなります - 大学入試で役立つ!と思う
⇒大学共通テストの範囲でもあると分かると、みんなよりも先取りで入試勉強ができてると思えて、意義が見いだせる
自分なりの方法を見つけて、試験当日までモチベーションを切らさないことを第一に、頑張ってください!
まとめ
まとめると、
- ITパスポートは学生にぴったり・必要な資格!
- 100~180時間の勉強量
- 合格すれば様々なメリットがある
- 参考書を活用すれば、独学合格が十分に可能
- 国家資格の中では簡単な方なので、モチベーションを保てれば、合格はしやすい!
ITパスポートに合格してみると、国家資格を学生のうちにGetできたという喜びと、高校の情報Ⅰへの安心感が得られます!
そして何より、自分が普段使っているパソコン・スマホ・そしてインターネットのからくりが分かるようになり、勉強してよかったな!と思えます。
興味を持った学生の皆さん、ぜひ一度書店で参考書を手に取って、眺めてみてください。
ITパスポートの取得は、きっと将来の役に立つと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました!