【完全版】Windows11パソコンをサブディスプレイ化する方法(有線不要)

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  • Windows11端末をサブディスプレイ化したい
  • 無線でサブディスプレイ化する方法を知りたい
  • 画像付きの詳しい解説が欲しい

 

Win11端末をサブディスプレイに!

Windows11搭載のパソコンが増えてきた今日この頃。

わたくし筆者も、学校の一人一台端末の一環として、Microsoftの「Surface Go 3」を購入しWin11デビューをしました。

せっかく買ったSurfaceを自宅でも活用しようと、元々持っていたメインパソコン(Win11搭載)のサブディスプレイとして使えないか考え始めました。

しかし、ネット上にはWin10の情報が多く、エラーに戸惑うことも多々。

試行錯誤の上何とか成功しました。

そこでこの体験から、Windows11のサブディスプレイ化の方法やエラーへの対処法を、どのサイトよりも詳しくまとめました。

 

サブディスプレイとは?

「サブディスプレイ」とは、メインパソコンのディスプレイとは別に用意された、もう一枚のディスプレイのことです。

つまり、サブディスプレイがあれば、メインとサブの2画面で作業ができるということです。

私は動画編集を行うときに、編集ソフトをメインディスプレイ、検索エンジンをサブディスプレイで表示させることで、快適に作業をしています。

眠っているサブパソコンを有効活用できないかと思っている方は、ぜひ一度サブディスプレイ化にチャレンジしてみてください

 

必要なもの

まず、作業に必要なものですが、

  • windows11搭載パソコン2台
  • wi-fi環境

これだけです。

windws10でも可能ですが、この記事ではwin11同士の接続に絞って紹介していきます。

また、有線接続など他の方法もありますが、今回は一番手軽な「Miracast」機能を使った無線接続の方法を解説していきます。

接続方法

大まかな流れはこの通りです。

  1. メインパソコンにオプション機能インストール
  2. オプション機能の設定
  3. メインパソコンのカスタマイズ
  4. 接続してみる
  5. どのように画面を投影するかを選択

サブパソコン側の設定

まず、サブパソコン側から設定を進めていきます。

①オプション機能のインストール

設定アプリを開き、「システム」→「このPCへのプロジェクション」と開けていきます。

そして、「オプション機能」をクリックします。

すると、一番上に、「オプション機能を追加する」という項目があると思いますので、その右にある「機能を表示」というボタンをクリック。

たくさんオプション機能が出てきますが、今回は「ワイヤレスディスプレイ」を選択して「次へ」を押します。

そして左下に出てくる「インストール」をクリックします。

するとインストールが始まります(少し時間がかかります。)

②オプション機能の設定

インストールが終了すれば、再び設定アプリの「システム」→「このPCへのプロジェクション」をクリック。

設定を以下のように変更します。

  • 常にオフ(推奨)⇒どこでも使える
  • このPCは電源に接続…⇒オフにする(サブパソコンを充電中でなくてもサブディスプレイとして使いたい方のみ)

また、他の2つの項目については、個々人が使いやすいようにカスタマイズしてください。

  • このPCのプロジェクションについて尋ねる:ONにすると、接続時にサブパソコンに「繋いでもいいですか?」と通知が来ます。
  • ペアリング用にPINを要求する:接続時に、サブパソコンに表示されるコードをメインパソコンで入力しないと、接続できないようにする機能です。セキュリティ対策になります。

※下の画像は私の例です。

以上でサブディスプレイ側の設定は完了です。

メインパソコン側の設定

接続を始めるには「Windowsボタン+K」を押せばよいのですが、ショートカットキーを忘れてしまう方も多いかと思います。

そこで、ショートカットキーなしで簡単に接続できるよう、メインパソコンをカスタマイズします。

まず、タスクバー右下のWi-Fiマークをクリック。

そして、出てきたポップアップの右下にある、鉛筆マークをクリックします。

そして、「+追加」をクリックし、「キャスト」をクリックして選択します。

そうすると、先ほどまでなかった、「キャスト」という項目が、右下のポップアップに追加されていることと思います。

 

いよいよ接続!

確認

接続を始める前にいくつか確認です。

まず、メインパソコンとサブパソコンは同じWi-Fiに接続されていますか?

違うWi-Fiだと検出されないので、同じWi-Fiにつなぐようにしてください

また、メインパソコンのディスプレイを映している間、サブパソコンでは作業はできません。

そのためサブパソコンで今ほかの作業をしているのであれば、投影中は中断することとなるためご注意ください。

それではいよいよ繋げていきます。

①パソコンを起動

まずメインパソコン、サブパソコンの両方を起動させた状態にします。

②メインパソコンからサブパソコンにアクセス

メインパソコンで

ショートカットキー「Windowsマーク+K」を押す

or

「タスクバー右下のWi-Fiマーク→キャスト」を順にクリック

のどちらかをして、接続するシステムを立ち上げます。

すると、「使用可能なディスプレイ」にサブパソコンが表示されるはずでので、それをクリックします。

②セキュリティ系の処理

接続の際に、セキュリティ保護のために以下の画面が表示されることがあります。

以下のように処理してください。

※設定によっては表示されないこともあるので、その場合は③に進んでください。

ワイヤレスディスプレイ「~に映そうとしています」

以下のような通知が、サブパソコンに来ることがあります。

この場合、「一度のみ許可」または「常に許可」を選択して、OKをクリックしてください。

デバイスのPINを入力してください

メインパソコンで以下のようにPINの入力を求められることがあります。

この時には、サブパソコンの画面に以下のように数字のPINコードが表示されていますので、それをメインパソコンで入力してください。

③接続の各種設定

接続がうまくいくと、以下のような画面が出てくるはずですので、これをそれぞれ設定していきます。

このデバイスからのマウス、キーボード、タッチ、ペン入力を許可する

この項目にチェックを入れると、サブパソコンからも画面の操作ができるようになります。

複数人で共同で仕事をしたいときなどにおすすめです。

サブパソコンから操作されたくない場合はチェックを外しておきます。

複製・拡張・セカンドスクリーンのみ

画面共有の方法はこの3種類から選ぶことができます。

  • 複製→メインとサブに同じ画面が表示される
  • 拡張→異なる画面を表示できる、つまりスクリーン面積が増える
  • セカンドスクリーンのみ→メインパソコンは真っ暗になり、サブパソコンにだけ画面が表示される

それぞれ実際に試してみるとこの通りです。

複製

拡張

セカンドスクリーンのみ

拡張を選択した場合、ウィンドウを右または左の画面の外に追いやることで、メインからサブにウィンドウを移すことができます。

まとめ

方法をまとめるとこちら。

  1. メインパソコンにオプション機能インストール
  2. オプション機能の設定
  3. メインパソコンのカスタマイズ
  4. 接続してみる
  5. どのように画面を投影するかを選択

windows11になったことで、win10の時と違いオプション機能をインストールしなければならなくなり、手間は増えました。

しかし、基本的な操作方法はwin10と似ているので、慣れればスムーズに接続できるかと思います。

ぜひ、パソコンを2台持ちしている方は、一度試してみてください!

それではよいPCライフを!

   
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