この記事がおすすめの人
- 文化祭で音響を担当することになった
- ボタン一つで音をスムーズに流せるようにしたい
- スペックの低い・古い学校パソコンでもOKな方法
- ソフト不要で簡単にやりたい
文化祭の音響
学校生活の最大の楽しみでもある「文化祭」
文化祭の目玉といえば、やはりOPEDや有志発表だと思います。
私の学校は、それらに加えて学級劇にも取り組んでいました。
そしてこの記事を訪れてくださった学生さんは、おそらく音響を担当したことと思います。
音響は地味な仕事に見えて、実はかなり重要。
なかなかステージだけでは伝えられない臨場感・周囲の状況を、補足して観客を引き込ませる効果をもっています。
そこで今回はそんな音響を担当したみなさんに向けて、スムーズに、タイムラグなく音を瞬時に流せるようにする工夫を紹介します。
自分も実際に中学時代に音響を担当したので、その時の経験も交えながら紹介します。
なかなか制約の多い音響係
いざ音響をやろうとしても、なかなか学校では制約が多いのが悩み。
特に、音を再生するパソコンについては、スペックが低かったり、古かったり。
IE(インターネットエクスプローラー)
※昔の古いブラウザ
しか入っておらず、ネット環境ナシの
パソコンでした( ̄o ̄)
そうなってくると、一つの解決策としては、
- USBに音源を入れておく
- パソコンにUSBを差す
- 劇のいいタイミングで音源ファイルをクリック
となると思うのですが、ここで一つ問題が。
音源ファイルをクリックしてから、再生されるまで、数秒のタイムラグが発生してしまいます。
ゆったりした劇ならまだしも、銃を撃ち合うようなアクションストーリーならこれは致命的。
また、複数音源を同時に流すことができなくなってしまいます。
解決策「プログラミングをちょっとかじってみる」
僕の編み出したシンプルな解決策は、少しだけプログラミングコードを書く方法です。
これを聞いて「プログラミング!?」と難しそうなイメージを持った方が多いはず。
でも心配はいりません。
ここで紹介する方法は超簡単で誰でも一瞬でできます。
それでは実際にやっていきましょう!
①音源を集める
まずは、普通に流す音源を集めましょう。
ファイル形式はmp3でもwavでもOKです。
集めた音源を、一つのフォルダにまとめて入れます。
②「HTML」を書く
「HTML」という簡単なプログラミングコードを少し書きます。
まず、こちらのサイトにアクセスします。
オンラインでフリーで使えるHTMLエディタ(html editor)です。クリック操作でHTMLを作成、編集することが出…
そして、この<>マークをクリックします。
すると、入力欄が出てくると思います。
この欄に、以下の赤字の部分を追加します。
<!DOCTYPE html>
<html>
<head>
</head>
<body>
<p><audio controls src="音源ファイル名"></audio></p>
</body>
</html>
「音源ファイル名」の部分に、先ほどフォルダに集めた音のファイルの名前を入力します。
(例:<p><audio controls src=”example.mp3″></audio></p>)
そして、すべての音の分だけコードを追加していきます。
<!DOCTYPE html> <html> <head> </head> <body> <p><audio controls src="音源ファイル名1"></audio></p> <p><audio controls src="音源ファイル名2"></audio></p> <p><audio controls src="音源ファイル名3"></audio></p> </body> </html>
このような感じです。
最後に、右下の「保存」を押して「HTMLをダウンロード」ボタンをクリックし、終了です。
ダウンロードしたHTMLファイルを移動
最後に、ダウンロードしたHTMLファイルを、音源が入っているフォルダに移動させます。
★このHTMLファイルは、音源と同じフォルダに入っていなければ使えません。
実際に流してみる
音を流す方法は簡単。
HTMLファイルをクリックすると、以下のような再生ボタンが並んだページが表示されるはずです。
※ブラウザによよってデザインは違います。
クリックするとすぐに音が流れ、音量調節も可能。
しかも好きな部分から流せるようになっています。
タイムラグもないため流したときにすぐに音が流せ便利です。
文化祭頑張ってください!
みなさんのお役に立てれば幸いです。
★質問等はこの記事の下の方にあるコメント欄よりお待ちしています!